合格者と不合格者を徹底分析!「合否を分けた問題」とは?
メディックメディアでは毎年受験生の皆さまにご利用いただいております「メディックメディアの合格予報」の回答データで国家試験の分析をしております。
今回はそのデータをもとに、第60回国家試験において、
どの問題が「合否を分けた問題」だったのか?
を解説していきます.合否を分けた問題は編集部が独自に選定したものですが,
ひとことで言うと合格者の正答率が高いのに不合格者の正答率が低い問題のことです.
第60回国試で「合否を分けた問題」はどれ?
結論から申し上げますと,第60回国試では,以下の問題が特に「合否を分けた問題」と分析されました.
PTで合否を分けた問題
共通問題で「合否を分けた問題」は?
→午前52、59、65、67、69、80、83、84、86番 / 午後57、60、71、82、90番
PT専門問題で「合否を分けた問題」は?
→午前4、7、8、9、14、18、23、25、31、32、40番 / 午後3、4、8、13、35、39番
たとえば「ギリギリ不合格だったPT受験生」を分析しますと,
実は273点中113点分は正解できていたことがわかります.
第60回国試の合格最低点は164点でした。
そこで,もし冒頭の「合否を分けた問題」(51点分)を正解できていれば,
合格最低点の164点に到達することができた…ということになります.
※なお51点分の問題をピックアップする基準は,正解しやすい順,すなわち合格者の正答率が高い順です.
つまりある問題について,もし合格者正答率が高ければ,不合格者でも(対策すれば)正解できるようになりやすい,と想定しています.
OTで合否を分けた問題
共通問題で「合否を分けた問題」は?
→午前53、59、65、67、69、80番 / 午後57、59、60、73、94番
OT専門問題で「合否を分けた問題」は?
→午前48、50番 / 午後3、11、22、39、43、45番
次に「ギリギリ不合格だったOT受験生」を分析しますと,
実は279点中145点分は正解できていたことがわかります.
第60回国試の合格最低点は168点なので,惜しいですね.
そこで,もし冒頭の「合否を分けた問題」(23点分)を正解できていれば,
合格最低点の168点に到達することができた…ということになります.
※なお23点分の問題をピックアップする基準は,正解しやすい順,すなわち合格者の正答率が高い順です.
つまりある問題について,もし合格者正答率が高ければ,不合格者でも(対策すれば)正解できるようになりやすい,と想定しています.
1問3点の実地問題は落とせない!
このように,合格まであと一歩必要な「合否を分けた問題」を考えたとき,
見過ごせないのは「実地問題」の重要性です.
試しに,先ほどお見せした「合否を分けた問題」のうち,実地問題に青下線を付してみました.
PTで合否を分けた問題
共通問題で「合否を分けた問題」は?
→午前52、59、65、67、69、80、83、84、86番 / 午後57、60、71、82、90番
PT専門問題で「合否を分けた問題」は?
→午前4、7、8、9、14、18、23、25、31、32、40番 / 午後3、4、8、13、35、39番
(実地問題のみで,3点×10 = 30点分!)
OTで合否を分けた問題
共通問題で「合否を分けた問題」は?
→午前53、59、65、67、69、80番 / 午後57、59、60、73、94番
OT専門問題で「合否を分けた問題」は?
→午前48、50番 / 午後3、11、22、39、43、45番
(実地問題のみで,3点×2 = 6点分!)
合格まで必要な点数を考えた時,これら実地問題の配点(1問3点)は,
非常に大きなインパクトを持っていることがわかります.
それでは,高配点の実地問題を攻略するためには,どのような対策を心がければよいのでしょうか?
次回の記事では,さらに詳しく「実地問題」の分析をしてまいります.
(『国試分析記事②』に続きます)









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