直前特集その③:検証! 前55回国試は『QB2021』で何問解けたか

みなさん、こんにちは。メディックメディア編集部です。
今回の記事では国試と問題集を分析した結果を発表します。

国試が近づいてきた今、みなさんのなかには
「このまま問題集を解いているだけで大丈夫なんだろうか?」
と不安になる方もいるかと思います。

先に結論から言ってしまうと、
解説をしっかり読んでいれば、問題集を解いていて大丈夫」となります。
理由はこのあと説明しますね。

編集部ではその年の国試が、発行した問題集でどの程度カバーされているか
毎年分析をしています。

前回の55回国試でも、当時最新の『クエスチョン・バンク2021(以降QB)』に載っていた内容で
どの程度解けたのか分析しているので、その結果をお見せしたいと思います。

分析の手順は下記のとおり

・55回国試のすべての選択肢について、QB2021年版(巻頭資料・問題・解説・基本事項等)部分で
カバーされているかを検証した
・PTは「PTOT共通問題」と「PT専門問題」 OT受験生は「PTOT共通問題」と「OT専門問題」のそれぞれ2冊で検証した
・具体的な状況設定が示されている問題については、QB掲載の説明(理論)から応用できるものかどうかを判断した

 

さっそく見てみましょう!

第55回 理学療法士国家試験(PT)

採点対象となった全197問で、QBの「PTOT共通問題」と「PT専門問題」の2冊で正答できる問題は計159問でした。

また、実際の配点では 合計点が215点(合格基準は167点)、実地問題が84点(合格基準は43点)と、
合格基準を大きく超える得点が取れることがわかりました!

次は作業療法士試験です。

第55回 作業療法士国家試験(OT)

採点対象となった全197問で、QBの「PTOT共通問題」と「OT専門問題」の2冊で正答できる問題は計154問でした。

また、実際の配点では 合計点が218点(合格基準は167点)、実地問題が96点(合格基準は43点)と、
こちらも基準を大きく超える得点が取れることがわかりました!

国試の約8割が解ける『クエスチョン・バンク』シリーズ

PT・OTどちらの国家試験も、8割以上の国試がQBでカバーされていることがわかりました。
この理由は大きく2つあり、それは

・QBが選択肢一つひとつについて根拠をしっかり説明していること
・イラストや表を豊富にのせている

です。

このように、解説部分が充実していることで
本番の国試でも多くの問題がしっかりカバーされていたのです。

 

さて、直前期のいま、皆さんにお伝えしたいのは
QBは問題だけでなく解説やまとめもしっかり読む」ことです。

答えを暗記するように演習していると本番で見慣れない問題が出たときに
パニックになるかもしれません。
でも解説を読み込んで○×の根拠までしっかり理解しておけば大丈夫です。

特に、何度やっても間違えてしまうテーマは

ぜひ選択肢やまとめまで読み込むようにしてください。

国試まであと僅かとなりましたが、編集部一同、PT・OT受験生の皆さまを応援しています!!