科目別分析シリーズ③
PT・OT国試の共通問題では「A 解剖学」「B 生理学・病理学」が2大頻出ジャンルです。
では「B 生理学・病理学」の中でも、特に ”出やすいテーマ” は何でしょうか?
効率的な国試対策のために、今回は「B 生理学・病理学」内での頻出テーマをご紹介していきます。
「B 生理学・病理学」の頻出テーマは?
【内分泌ホルモン】【排尿・排便機構】が出題数トップ
「B 生理学・病理学」の過去問で最頻出だったのが、【内分泌ホルモン】【排尿・排便機構】の2テーマでした。
(上記グラフは、過去10年分の国試過去問を分析したものです。)
【内分泌ホルモン】をテーマとした問題
【内分泌ホルモン】をテーマとした問題では、ホルモンの名称・分泌部位・作用などが細かく問われます。
種類が多く覚えにくいですが、体の中でホルモンがどう働いているかイメージしながら学習していきましょう。
▲実際に出題された、最新の問題例。
(第59回国試 午後問題58番、『クエスチョン・バンク2025』(共通問題編)P.214より引用)
ちなみにこの問題、『QB』では以下のようなまとめイラストを掲載しています。
『QB』のイラスト・まとめも活用しながら、一つ一つのホルモンを着実に押さえていきましょう!
【排尿・排便機構】をテーマとした問題
【排尿・排便機構】をテーマとした問題では、排尿・排便の機序が問われます。神経や筋肉がどのように関わるかも含めて、メカニズムを確実に押さえましょう。
▲実際に出題された、最新の問題例。
(第58回国試 午前問題66番、『クエスチョン・バンク2025』(共通問題編)P.201より引用)
なおこの問題も、『QB』ではポイントがイラストでまとめられております。詳しくは本紙をご覧ください。
最終的には、「B 生理学・病理学」全体をマスターしよう
「B 生理学・病理学」内では【内分泌・ホルモン】【排尿・排便機構】が最頻出テーマでした。
とはいえ、「B 生理学・病理学」自体が重要科目ですから、それ以外のテーマも疎かにしてはいけません。
- 【自律神経】
- 【エネルギー代謝】
- 【消化と吸収】
…など頻出テーマを手始めに、全体的にしっかり対策しておきましょう。
生理・病理の学習では、機序の理解がポイント!
生理学・病理学を学習する上では、一つひとつの現象について、
「体の中でなにが起こっているのか」=「機序」
を意識して覚えていくのがポイントとなります。
機序を理解できれば、その知識から得点につながることも多いです。着実に学習していきましょう。
PT・OT国試 科目別アドバイス - 共通問題「B 生理学・病理学」編
- 【内分泌・ホルモン】が頻出! 名称・分泌部位・作用をしっかり覚えよう。
- 【排尿・排便機構】もよく出題されるため、関与する筋肉・神経を含めたメカニズムを押さえよう。
- とはいえ全体から見れば、他のテーマもよく出るので、
最終的には「B 生理学・病理学」全体をしっかり理解する必要がある。 - 勉強の際は体の中でなにが起こっているのか、しっかりと機序を意識して覚えていくのがポイント。
さらに詳しい「出題テーマランキング」は、QB本誌でチェック!
最新版の『QB2025』シリーズでは、さらに、科目ごとによく出るテーマも掲載しています!
最新版の『QB2025』シリーズは、共通編に続き、9月にPT専門問題編、10月にOT専門問題編も発行されました。
ぜひ皆さんの国試対策にお役立てくださいね。
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