みなさんこんにちは、メディックメディア編集部です。
国試まであと2ヶ月。いよいよ本格的に国試勉強を始めた人も多いと思いますが、
メディックメディアには全国からPT・OT国試のお悩みが集まっています。
(今年11月に全国300人の受験生にモニターアンケートを実施しました。みなさまありがとうございます!)
今回もアンケートで多かった「PT・OT国試直前期のお悩み」にお答えしたいと思います。
今回は暗記のコツやケアレスミスをなくすヒントについて回答しています。
国試勉強のお悩み③「暗記することが多すぎる!覚えられるか心配です。」
「国試って暗記で覚えなきゃいけない量が多すぎませんか? いまからやっても2月まで記憶が持つか不安です。どうやって暗記すればいいですか?」
気持ちは分かるような気がします。「暗記系の知識は直前にまとめて覚えればいいかな」と考えている人も少なくないのではないでしょうか。
暗記は「早めに開始+何度も復習」。イラスト・写真も活用しよう!
ですが、編集部としては暗記系の知識もいまのうちからコツコツと対策することをオススメします。
確かに、覚えたことの約7割は翌日には忘れてしまうという結果を示した
「忘却曲線」という名の有名な研究があります。
しかし! 国試はとにかく出題範囲が広いですよね。
これはとても直前に詰め込める量ではありません。やはり早いうちから暗記を進めていく必要があります。
実は「忘却曲線」の研究が示唆することはもう一つあります。それは、
「翌日・一週間後・一ヶ月後など、適切なタイミングで復習すれば記憶はより強固になる」ということです。
ということで早いうちからコツコツと、暗記作業を始めていきましょう。
暗記の鉄則!
- 「直前にまとめて暗記する」ではなく、早いうちから暗記を始める。
- 「翌日」「一週間後」「一ヶ月後」を目安として、何度も復習をする。
どうしても覚えられない場合は、写真・イラストで印象づけたり、語呂合わせを活用しよう。
モノによってなかなか覚えにくい場合は、文字だけでなく写真・イラストを活用しましょう。
「あのイラストが載ってたやつだ!」というように印象づくと、暗記がしやすくなります。
受験生の覚えやすさ・わかりやすさにつながるよう、『クエスチョン・バンク』には800点以上のイラスト・図表が掲載されています。
またQBに掲載されているコラム「ゴニオMEMO」には語呂合わせがあることも。
少しでも暗記がしやすいつくりになっていますので、ぜひQBを活用してみてくださいね。
国試勉強のお悩み④「ケアレスミスが多くて不安です!」
「模試でのケアレスミスが多くて… 本番でもケアレスミスしてしまいそう。」
いざ本番となると緊張してしまいますよね。
落ち着いて考えれば解けるはずの問題で、思わぬミスをしてしまうというエピソードも毎年の受験生から聞いています。
PT・OT国試では、満点をとる必要はない!
さて、こうした緊張によるケアレスミスをどう防げばいいか??
実は編集部としては「多少はしょうがない」と考えています。
投げやり?な回答で驚かれるかもしれません。
でも前回のお悩み解決記事でも取り上げたように、PT・OT国試では、合格のために満点をとる必要はありません。
(実際、55回国試では60%程度の問題を得点すれば合格できました。)
多少のケアレスミスがあったとしても、数問であれば合否に大きな影響はありません。
試験中は「60%得点すれば十分」と捉えて、気持ちを落ち着けることのほうが重要ではないでしょうか。
(もちろん普段の国試勉強では、全範囲をまんべんなく勉強する必要がありますが。)
たとえば午前問題でいくつかケアレスミスをしてしまったとしましょう。
でもそれを気にしすぎると、焦ってミスが増えてしまうかもしれません。気持ちを切り替えて午後問題に臨んだほうがよいのではないでしょうか。
模試・国試本番の心得 ~ケアレスミス編~
- 満点をとる必要はない(合格ラインは6割)ことを心に留めておく。極端に言えば、数問のケアレスミスは許容範囲、という気持ちで臨む。
- もし午前問題でケアレスミスがあっても、気持ちを切り替えて午後問題に臨むことのほうが大切。
ちなみに『クエスチョン・バンク』2冊を完璧にすることで、国試は8割得点できることが実証されています。
(記事「検証:56回国試は『QB』で8割以上解けた!」より。)
たとえばQBシリーズでは、すべての選択肢ごとに「○の理由」「×の理由」が記載されています。これを自分の口で説明できるまで覚えていくと、模試や国試本番の得点力につながっていきます。
「8割」取れるならば、合格ラインに対してかなり余裕がありますよね。
ですからケアレスミスを気にしすぎず、落ち着いて試験当日に臨みましょう。
『QB(クエスチョン・バンク)』シリーズは、わかりやすい解説と、豊富なイラストが特徴で、受験生にもっとも支持されている過去問です。
国試本番に向け、ぜひ活用していってくださいね。