理学療法士・作業療法士教員の皆さま、こんにちは! メディックメディア編集部です。

 

PT・OT国試受験生の全国的な傾向を知る

弊社では第58回国家試験の受験生(1,000人規模)へのアンケートを実施しております。
本記事から何回かに分け、全国のPT・OT国試受験生がどのように国試対策をしているのかお伝えしていきます。

この記事では、まず第1回として

全国のPT・OT受験生が

  • どのタイミング国試対策をスタートしたのか
  • 国試対策をスタートしたきっかけは何か

をご紹介いたします。

 

PT・OTの国試対策を始めた「タイミング」は?

「秋スタート」がメイン。一部は受験学年よりも前からスタート

アンケートによると、多くの受験生は「1年以上前スタート」「秋スタート」に二極化して国試対策を始めていました。

ただし「1年以上前からスタート」と答えた人は、そもそも各養成校のカリキュラムで国試対策が組まれている場合もあるため、受験生目線では「秋から本格的な国試対策をスタートした」という認識が一般的だったのではないでしょうか。

※2023年2月、第58回PT国試の受験者957人を対象に「合格予報」サービス・アンケートを実施。OTも同傾向。

 

「春から始めておけばよかった」受験生多数

なお「国試を終えた今、国試勉強(共通問題)をいつ頃から始めるべきだったと感じますか?」という設問に対しては、多くの受験生が「春~秋前に国試対策を始めておけばよかった」と回答していました。

やはり時間的に余裕のあった学生は少なく、実際に冬の受験シーズンになってから「もっと早く始めておけばよかった…」と焦っていた姿がイメージできます。

 

PT・OTの国試対策を始めた「きっかけ」は?

「学校の国試対策」「模試」「実習の区切り」きっかけでのスタートが多い

次に、国試対策をスタートした「きっかけ」については、

  • 学校での国試対策(国試対策補講など)をきっかけに
  • 模試をきっかけに
  • 実習が一段落したため

と回答した受験生がほとんどでした。

回答が上記3つの選択肢に集中しているため、多くの受験生が同じきっかけで国試対策をスタートしていることがわかります。

 

スタートの波に乗れない学生が不合格となったパターンも

なお不合格者に限って国試対策スタート「きっかけ」を見てみると、「学校での国試対策」をきっかけにできなかった人が目立ちました。
(逆に「Youtubeなどの国試対策動画」をきっかけとして国試対策をスタートした人が散見されました)

周りの学生が国試対策をスタートするタイミングで、ちゃんと国試対策をスタートできなかったことが、国試不合格につながってしまった…という可能性もあるのではないでしょうか。

 

最新版QBの発売にあわせて、本格的な国試対策をスタート

多くの受験生が国試対策をスタートする「秋」のタイミングでは、過去問題集『クエスチョン・バンク(PT・OT専門問題編)』の最新版が発行されます。


▲夏にQB共通問題編、秋にQB専門問題編の最新版が発売されるため、最新QB(2024年版)を入手したタイミングでそれぞれの勉強をスタートする受験生も多くいらっしゃいます。


 

今回の記事では、全国の受験生が国試対策をスタートした「タイミング」「きっかけ」について特集いたしました。
周囲と同じタイミングで、ちゃんと国試対策をスタートさせる(「波」に乗る)ことの重要性が窺えます。

今後も国試までの月1回ペースで、理学療法士・作業療法士教員の皆さまに役立つ情報をお届けしてまいります。
また次回の記事でお会いしましょう!

 

メディックメディアでは、Twitter、Instagramでもこまめに情報を発信しています!ご登録をお待ちしております。

▼Twitter
https://twitter.com/medic_PTOT

▼Instagram
https://www.instagram.com/mm_ptot/

 

圧倒的に丁寧な解説だから、『QB』2冊だけで国試が約9割解けた
『クエスチョン・バンク』シリーズの詳しい紹介はこちらから

  

最新版『クエスチョン・バンク2024』は、最新58回国試の問題を取り入れ、最新の統計・法律・ガイドラインも反映。
頻出テーマランキングもアップデートしています。

▼QBの改訂ポイントについて詳しくはこちらから
https://ptot.medicmedia.com/teacher-post/2023/09/1414/